<受賞プラン>
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受賞名 | 受賞プラン | 氏 名 | 学校名 |
テクノロジー部門最優秀賞 (中国経済連合会会長賞) |
高齢者や運動弱者のための自律移動支援システム 自律走行車椅子ロボット『マイウェイ』の開発・提案 | 岡田 誠流 | 広島市立大学大学院 |
吉岡 敬介 | |||
青山 裕紀 | |||
寺西 亮子 | |||
高橋 弘 | |||
ビジネス部門最優秀賞 (中国経済連合会会長賞) |
インターネット上の洋服のバーチャル試着システムの提案 | 中村 直樹 | 広島国際大学大学院 |
中川 和明 | |||
新多 遼平 | |||
テクノロジー部門優秀賞 (エネルギア中国電力賞) |
収束太陽光照射装置を用いたバードストライク防止策の新提案 | 木村 敦史 | 岡山大学大学院 |
高井 淳生 | |||
三角 周平 | |||
テクノロジー部門優秀賞 (NTTドコモ中国支社長賞) |
離れて暮らす家族の生活空間共有ツール 〜Live部屋〜 | 河野 優也 | 広島商船高等専門学校 |
植 美月 | |||
倉田 茉季 | |||
西口 蓮 | |||
松下 沙織 | |||
ビジネス部門優秀賞 (広島ガス賞) |
日本の食料廃棄量を10%減らすためのスマートフォンアプリ | 渡邊 龍信 | 広島大学大学院 |
中本 達哉 | |||
特別賞 (中国経済産業局長賞) |
データ放送を利用した広告と販売 | 山口 博暢 | 岡山大学大学院 |
森下 真吾 | |||
吉田 遊太 | |||
特別賞 (日刊工業新聞社賞) |
スマートフォンアプリ“ポチッと音声” | 藤井 美奈 | 広島市立大学 |
奨励賞 | トラベルトレイン | 栗田 翼 | 県立広島大学 |
私とあなたと食と農 ファーマーズカフェ&マーケットによる大学発地域活性化プラン | 重吉 美咲 | 広島市立大学 | |
土肥 安希乃 | |||
形状記憶合金を用いた車内温度の自動制御装置 | 松岡 慧 | 岡山大学大学院 | |
栗山 和樹 | |||
原田 昌宜 | |||
介護情報配達事業 〜Deliver Relife〜 | 本多 真二郎 | 広島大学 | |
佳作 | 香りをビジネスに活かせ!!「サブフレグランス」 | 岡本 かなえ | 県立広島大学 |
栗田 翼 | |||
重さが測れるキャリーバッグ | 西村 礼貴 | 徳山工業高等専門学校 | |
まぶとん | 吉田 知明 | 松江工業高等専門学校 | |
糸原 諒 | |||
原田 和樹 | |||
ドアノブの自動除菌装置 | 奥野 哲平 | 岡山大学大学院 | |
池淵 彰 | |||
川井 侑哉 | |||
ひろちょんをすくえ!!! | 北川 知美 | 安田女子大学 | |
光井 志織 | |||
永井 里奈 | |||
三村 栞里 | |||
梶山 智世 | |||
新 泉紀 |
<受賞プランの概要>
【テクノロジー部門最優秀賞】
高齢者や運動弱者のための自律移動支援システム自律走行車椅子ロボット『マイウェイ』の開発・提案
(広島市立大学 岡田 誠流,吉岡 敬介,青山 裕記,寺西 亮子,高橋 弘)
・高齢者や運動弱者のための自律移動支援システムとして,自律走行する車椅子ロボットを提案。急激な高齢化に伴い,今後も介護者の不足が加速すると予想されている。そのような中,車椅子の移動支援を自動化することによって,介護者にとっては時間と体力に余裕ができることからサービスの向上に繋がり,要介護者にとっても従来よりも気軽に移動できるようになることから心身の健康に繋がることが期待できる。
【ビジネス部門最優秀賞】
インターネット上の洋服のバーチャル試着システムの提案
(広島国際大学大学院 中村 直樹,中川 和明,新多 遼平)
・洋服をインターネットで購入する場合,サイジングの問題が普及を阻害する大きなハードルとなっている。そこで,インターネット上で洋服の3次元形状データと利用者の体型の3次元形状データを用いて,利用者と同じ体形のアバターが洋服を着て動いた際の姿を3DCGにより再現することで,店頭と同じような感覚で,バーチャルに洋服の試着が行え,サイジングの問題も解消する。
【テクノロジー部門優秀賞】
収束太陽光照射装置を用いたバードストライク防止策の新提案
(岡山大学大学院 木村 敦史,高井 淳生,三角 周平)
・近年,航空機需要の増加に伴いバードストライク発生件数は年々増加しており,今後も航空技術の革新により,増大するものと予想される。しかし現在行っている対策では十分に抑制できておらず,より効果的なバードストライク防止策が期待されている。そこで、鳥は光や熱に敏感に反応することが知られていることから,光や熱を利用した収束太陽光照射装置を用いたバードストライク防止策を提案する。
離れて暮らす家族の生活空間共有ツール 〜Live部屋〜
(広島商船高等専門学校 河野 優也,植 美月,倉田 茉季,西口 蓮,松下 沙織)
・離れて暮らす家族が増えつつある。今後高齢化が進むと様々な問題が出てくる。そこで,離れていても家族をもっと身近にする新しいコミュニケーションツール「Live部屋」を提案する。Live部屋とは,離れて暮らす家族の部屋同士を,ふすまを開けるだけでネットワーク上でつなげ,隣の部屋にいるようにするシステム。Live部屋でコミュニケーションを増やし,家族の絆を深めることができ,明るい未来を目指す。
【ビジネス部門優秀賞】
日本の食料廃棄量を10%減らすためのスマートフォンアプリ
(広島大学大学院 渡邊 龍信,中本 達哉)
・日本の食料廃棄量は年間1,940万tうち10%は冷蔵庫の中の腐敗による廃棄である。今回それに着目し,冷蔵庫の中身を管理して,さらにその情報をもとにレシピを考えてくれるアプリを開発する。これにより,今まで捨てていた冷蔵庫の中の食材を腐敗させることなく効率良く使用でき,消費者は必要なものをピンポイントで買うことができる。結果,日本の年間の食材廃棄量の10%を金額に表した1兆円の節約につながる。
【特別賞】(2件)
データ放送を利用した広告と販売
(岡山大学大学院 山口 博暢,森下 真吾,吉田 遊太)
・私たちの生活において必要不可欠なものの1つとしてTVが挙げられる。TVから得る情報はとても多く,流行のものをチェックできるのもTVのメリットである。しかしTVは,ショッピング番組でない限り,出演者が着ている服をいちいち紹介してもらえない。そこで知りたい情報を画面からリンクさせて知ることができる,TVの画面リンクシステムというものを考えた。
スマートフォンアプリ“ポチッと音声”
(広島市立大学 藤井 美奈)
・研究室で開発している発声支援システムを手軽に持ち運べるようにして欲しいという被験者からの要望があり,スマートフォンのような携帯端末で使えるように検討してきた。その前段階として日常単語を発話するスマートフォンアプリ“ポチッと音声”を作成した。音声認識ではなく,リモコンのように音声を扱うアプリである。自分の気持ちを伝えるための手段として使用することが可能であり,障害者の方だけでなく誰でも使用できる。
【奨励賞】(4件)
トラベルトレイン
(県立広島大学 栗田 翼)
・広島の歴史をタイムトラベルする電車『タイムトレイン』。観光地までの移動手段の乗り物でしかなかった路面電車が,広島の歴史を体感できるアミューズメント型の「乗り物」となる。つまり乗客は路面電車に乗っていながら,広島の現在の景色を楽しむのではなく,広島の歴史をタイムトラベルする楽しさ得られる。それが「タイムトレイン」である。
私とあなたと食と農 ファーマーズカフェ&マーケットによる大学発地域活性化プラン
(広島市立大学 重吉 美咲,土肥 安希乃)
・地元の食材を使った料理を提供する農家食堂を運営。学内に消費者が生産者と直接対話しながら生産物を購入できるマーケットを作る。農家と学生をつなぐウェブサイトを運営し,地域通貨を流通させる。これは,大学生が自分の食について考え,地域の農や社会について見直し,地域の人とよりよいコミュニティを作っていく,これからの日本に必要なプランである。
形状記憶合金を用いた車内温度の自動制御装置
(岡山大学大学院 松岡 慧,栗山 和樹,原田 昌宜)
・長年問題とされている地球温暖化および昨年の東日本大震災の影響から,ますます節電の声が強まっている。乗用車は発電機で発電していることから電気代はかからないものの,エアコンをかけると燃費に影響を及ぼし,さらに環境問題を促してしまう。また,長時間における炎天下の駐車では外気温よりも車内温度が高くなることから,車内に放置された乳幼児が熱中症で死に至った事故も存在する。そこで,乗用車の前後二箇所に形状記憶合金を用いた自動温度制御装置を設置し,太陽光パネルによる発電量から通気口内部のファンを回して,車内温度の低減効果を検討した。
介護情報配達事業 〜Deliver Relife〜
(広島大学 本多 真二郎)
・情報技術を利用した遠隔介護事業。我が国の抱える高齢化問題を情報通信を用いることで,遠隔地から高齢者の支援,健康管理が可能になり,問題の解決に貢献していく。現在,紙で行われていた情報の管理をIT化することで一括管理しようという流れにきている。この流れを利用し,一括化された情報から子供世帯に必要な情報抽出し,遠くにいながらも介護に関する情報を共有することを可能とする。
【佳作】(5件)
香りをビジネスに活かせ!!「サブフレグランス」
(県立広島大学 岡本 かなえ,栗田 翼)
・昔の日本人は,体臭が少ないといわれていたが,その日本でも,急激な食の欧米化に伴い,自分の体臭に悩む人が近年増加してきていることがわかった。体臭とひとことに言っても,その発する部位は,頭,口,わきの下,足など,全身の各所にあり,においが発生する原因や,においの強さにも,様々なものがある。そのような自分の体臭を快適に出来る場所があれば,体臭の悩みも解決できると考えたのが,「サブフレグラン」である。
重さが測れるキャリーバッグ
(徳山工業高等専門学校 西村 礼貴)
・1年間に1,600万人が海外旅行をする時代だが,飛行機に持ち込む手荷物の重さの検査にひやひやする人が多い。この不安を解消するには,事前に荷物の重さを量ればよいが,そのような計器がどこにでもあるわけではない。そこで海外旅行には必需品でもあるキャリーバッグに,重さを量る装置を組み込むというのが本発明のポイントである。旅行をするのは日本人だけではない。世界中の人に売れる商品である。
まぶとん
(松江工業高等専門学校 吉田 知明,糸原 諒,原田 和樹)
・全方向に移動できる機構を用いて,歩行が困難な高齢者を対象とした屋内用の移動器具を提案する。現状の車椅子や電動車椅子と異なり,小型・軽量で電動車椅子よりも安価である。また,杖よりも補助の性能が高く,転倒の危険を減らして安全に移動できる器具となっている。使用方法もユーザがレバー操作のみで簡単に移動できる。今後,高齢者の増加とともに更に市場が拡大すると予想している。
ドアノブの自動除菌装置
(岡山大学大学院 奥野 哲平,池淵 彰,川井 侑哉)
・ドアノブは毎日不特定多数の人が利用するため雑菌の温床となりやすい。そこで,ドアノブを自動的かつ清潔に保つことを目的とした装置を提案する。本装置により,ドアノブを雑巾で拭く手間や病院等で要求されるアルコール殺菌の手間を省くことができる。また,設置に関して簡単にできるよう工夫を凝らしている。本装置を導入することで職場や公共施設を清潔な状態に保ち,快適で安全なくらしを提供できる。
ひろちょんをすくえ!!!
(安田女子大学 北川 知美,光井 志織,永井 里奈,三村 栞里,梶山 智世,新 泉紀)
・最近注目されている健康問題。広島には多くの中年単身赴任者が暮らしており,慣れない地で仕事をこなす中,彼らは満足のいく食生活を送れていないのではないか,と考えた。そこで,彼らを中心に,中年で単身生活の男性サラリーマンの食生活をより豊かで健康的にするために,安田女子大学と提携した,中年サラリーマンのための夕食宅配サービスを提案する。