コラボレーションセンター活動レポート

『「中国地域産学官コラボレーション会議」全体会議』を開催しました!(H24.9.13)

 中国地域産学官コラボレーション会議では,平成24年9月13日(木),松江市・くにびきメッセ(1F多目的ホール)において,シンポジウム「地域イノベーション創出2012inしまね」の開催に先立ち,参加機関相互の意見交換および情報共有を目的とした「全体会議」を開催しました。本会議は,例年,シンポジウムに合わせて年に1回開催しており,昨年度は特に重要な決議事項がなかったため開催しませんでしたが,今年度は『新結合プラン』の最終年度となることから,これまでの取り組みの総括と次期プラン策定の方向性について意見交換を行うことを主な目的として開催しました。

<主な議事内容>

@中国地域産学官コラボレーション会議の生い立ち・活動等について資料1資料2
 
今回の全体会議は,2年ぶりの開催ということもあり,コラボレーション会議の設立(平成14年6月),および『マスタープラン(H14〜16年度)』,『アクションプラン(H17〜21年度)』,『新結合プラン(H22〜24年度)』に基づいたこれまでの活動の経緯を振り返るとともに,会議の目的・構成等について出席者全員であらためて共通認識を図ることからスタートしました。

A新規加入メンバーの紹介
 
コラボレーション会議では,新たなイノベーションの創出に向けて,今後,産学「金」官の連携を一層推進していく必要があるとの観点から,今回の全体会議を契機に,金融機関5社(※1)に新たにメンバーとしてご加入いただき,参加機関数は合計85機関となりました。
 (※1)新規加入機関: 鳥取銀行,山陰合同銀行,中国銀行,広島銀行,山口銀行

Bコラボレーションセンターの主要活動報告資料3
 
コラボレーションセンターでは,コラボレーション会議の事務局として,『新結合プラン』に基づく推進活動全般をサポートするとともに,主要活動として,地域イノベーション創出シンポジウム,中国地域5大学連携事業,キャンパスベンチャーグランプリ中国,インテレクチャル・カフェ等の企画・運営に取り組んでいます。今回の会議では,平成23年度の活動状況をご報告するとともに,平成24年度の活動計画(進捗状況を含む)についてご紹介しました。

C参加機関の活動状況について資料4資料5
 
コラボレーションセンターの活動状況に続いて,『新結合プラン』に基づく各参加機関の活動実績(H23年度)・活動計画(H24年度)を集約したものを事務局から紹介し,情報共有を図りました。

D平成25年度以降の活動方針の策定について
 
『新結合プラン』の取り組み期間は今年度末までであり,来年度早々には3ヵ年にわたる活動内容の総括・評価を行う予定ですが,新たなイノベーション創出による地域の活性化・競争力強化を実現していくためには,平成25年度以降も引き続き,「産学(金)官連携」の必要性を組織あるいは地域を越えて提唱し続けていく必要があると考えております。
 今回の会議では,平成25年度以降も「コラボレーション会議」を継続し,『新結合プラン』の理念(※2)から大きく方向転換しない範囲で,今後の総括・評価結果や参加機関のご意見,新たな視点等を考慮しながら,新たな活動方針を改正・継続の両面から検討していくという方向性を事務局から説明し,大筋で了解を得ました。
 (※2)スローガン: 組織を越えて連携しよう
     行動指針: @連携グループの形成・強化,A共用化と交流の促進,B発信力の強化

E次回シンポジウム開催県の紹介
 
最後に,来年度の「地域イノベーション創出シンポジウム」は山口県で開催することを事務局より紹介し,開催県を代表して,山口県 商工労働部 新産業振興課の小関主幹からご挨拶をいただきました。
 来年は,シンポジウムに合わせて「全体会議」を開催し,その場で『新結合プラン』に代わる新たな活動方針を採択したいと考えております。 

<配布資料>
 資料1 中国地域産学官コラボレーション会議の活動
 資料2 中国地域産学官コラボレーション会議
 資料3 中国地域産学官コラボレーションセンター 主要活動報告
 資料4 平成23年度『新結合プラン』取組実績(一覧)
 資料5 平成24年度『新結合プラン』取組一覧

(中国経済連合会 桑原)